東京都内で生活保護者が引越す際、注意点はどこ？家賃の上限は？

2016年09月28日 17時30分

東京で生活保護受給者が引越しをする時の注意点を見ていきたいと思います。たかが引越し一つも一般の方に比べてハードルが高くなりがちの生活保護受給者がスムーズに引越しをするためのポイントをご紹介です！

生活保護者が引越しをするには？

役所に相談し、引越しが可能かどうか確認する必要がある

生活保護者は生活に最低限必要な分の費用のみを負担してもらっているため、費用の大きくかかる引越しをするには各区役所への相談が必須です。引越しが出来る条件は、例えば「国や自治体から土地の立ち退きを言い渡された時」「職場までの距離が遠く、仕事に支障が出る場合や引越しをした方が経済的負担が減ると判断された時」などが代表的なものです。

私情での引越しをする事は生活保護受給者に許可がおりる事は無いためのでご注意を。なお生活保護者には引越し費用の支給も上限付きでしてくれます。

引越し先の家賃がいくらか

家賃が単身なら5万円程度、2人暮らしなら6万円～7万円など生活保護受給者には住める住宅の家賃上限が定められています。なので新居の家賃が高すぎる場合は引越しの許可が下りません。不動産との相談を行い、自分に適した住宅を探すことは必須です。

こちらの物件探しは役所へ引越し許可をもらいに行く前に済ましておく必要があるので、前もってスケジュールを調整しておかなければ引越し日時が予定より大幅に遅れてしまいます。

必ずハウスワーカーとの相談をしておく

生活保護受給者にはハウスワーカーがついていらっしゃるかと思いますので、引越しをする前には必ず相談することをお勧めいたします。役所への届け出をする前に相談しておくだけでも自分が引越し可能かどうかアドバイスをもらえますので損はしません。

東京で生活保護受給者が引越しする時の注意点は？

家賃の上限はどの地区、地域に引越すかで変わる

東京都の場合、23区内かその他の地域（市町村部）どれに引越すかで家賃上限が変わります。それぞれは土地ごとに1～3級地までに分けられ、物価の高い23区は1級地、外れにある一部を除いた物価の低い町村部は3級地になります。どちらにも属さない地域のみ2級地に指定されており、生活保護受給者が引越しできる家賃上限が異なりますのでまずそちらをご紹介します。

東京23区（1級地）

1人　　　　/　53,700円
2人　　　　/　64,000円
3人～4人　 /　69,800円

6人　　　　/　75,000円
7人以上　　/　83,800円

羽村市・あきる野市・瑞穂町（2級地）

1人　　　　/　45,000円
2人　　　　/　54,000円
3人～4人　 /　59,000円

6人　　　　/　63,000円
7人以上　　/　70,000円

その他町村部（3級地）

1人　　　　/　40,900円
2人　　　　/　49,000円
3人～4人　 /　53,200円

6人　　　　/　57,000円
7人以上　　/　63,800円

参考資料URL:http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/seikatsu/hogo/jyuutaku_minaoshi.files/jyutakuminaoshi.pdf

生活水準の高い土地には引越さないほうがいい

全体的に物価の高い東京都ですが特に生活水準、つまり所得の平均が高い地区には引越さないほうがいいです。というのも世間体を考えてのことですが、土地によってはかなり肩身の狭い生活を強いられる可能性があるためです。周りかわ見れば生活保護者はマイナスイメージを持たれているケースが多いので、23区内に引越すとしてもあまり所得平均の高い区に引越すのはやめた方が良いでしょう。

お勧めなのが平均所得の低い方である台東区や黒田区、板橋区などが交通の面から見ても悪くありませんね。物価を見るのであれば練馬区、足立区辺りは23区内でも家賃の低さでトップクラスなので検討してみる価値はあるかと思います。逆に高いのは港区や千代田区などが高く、港区だと平均で約900万円オーバーの所得が平均となります（笑）

当サイト、東京引越し探検隊の人気記事！最後まで読めば・・・

↑59％OFFも可能！？ → A社135,000円・B社55,000円で、差額は8万円！

元引越し屋が方る劇的に安くする方法

東京引越し探検隊！一番安い業者は？見積もりの料金相場はどの位？